60歳代前半で認知症にかかる割合は1%未満です。年齢が増すごとにその割合が増え、80歳代前半で8%の人が新たに認知症になっています。
認知症の中で、アルツハイマー病の占める割合は、60歳代前半では48%
70歳後半から80歳代前半では60〜90%となります。
認知症のなかで、アルツハイマー病の増加率が非常に高いのです。
如何にアルツハイマー病を予防するかが重要な課題です。
■アルツハイマー病の原因
アルツハイマー病は長い間、原因不明の難病でした。
1980年代に
脳の中に出来る異常なたんぱく質が原因らしい。ということが分かりました。
異常なたんぱく質を アミロイドβたんぱく(Aβ)といいます。
このアミロイドβたんぱくが蓄積し、神経毒性を発揮し、正常な神経細胞を脱落させて、脳萎縮(脳がちぢんでいく)を進行させる。
どうしてアミロイドβたんぱくが蓄積するのかは、まだ分かっていないそうですが、どのようにアルツハイマー病が進行するのかは、アミロイドカスケード仮説として、ストーリーができています。
その仮説が出来上がる過程では、
遺伝性アルツハイマー病の研究成果が関係しているそうです。
ちなみに、「アルツハイマー病は遺伝する」というケースもまれにあるようですが、遺伝性の場合は、40歳〜50歳代に発症するそうです。
■食習慣から予防する
活性酸素が体内でよからぬ働きをする。ということは、テレビでも随分放送されました。
この活性酸素が
アミロイドβたんぱくが蓄積することに、一役買っているらしいのです。
動物実験によると、遺伝性アルツハイマー病の原因遺伝子を脳に組み込んだラットは、当然アルツハイマー病になるのですが、低カロリー食で飼うと、脳の神経細胞の脱落が緩和されました。
これも動物実験ですが、
脂肪のとりすぎは動脈硬化をおこす原因。
ところがこの脂肪にも、逆に動脈硬化を抑える働きをする、好い脂肪があるそうです。
この動脈硬化にとって好い脂肪のとり方と、アルツハイマー病の予防になりそうな、脂肪のとり方はまったく同じだそうです。
脂肪については、たくさんリポートすべきことがありますが、別の機会にゆずり、結論だけを書きますと、なるべくシス型の不飽和脂肪酸を摂取した方が良いそうです。
したがって、
坑酸化物質を含んだ食物を食べる。
低カロリー食を心掛ける。
酸化された食物は食べない。
肉食中心を魚中心にする。
マーガリンは避ける。
サラダ油はそのまま使う(熱しない)。
天ぷらにはキャノラー油を使う。
炒め物はオリーブ油を使う。
外食では、油ものは避ける。
そして、
野菜・果物を多く食べる。
このような食生活を心掛けることが、アルツハイマー病の予防に効果がありそうです。
この、食事方法は、最近のベストセラーである、
アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授・ベス・イスラエル病因内視鏡部長の新谷弘実先生が著した病気にならない生き方と、大変共通しています。
アルツハイマー予防だけではなく、本来、日本人の食事は、このようなものでなければならないのではないでしょうか。
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| 認知症は以前、痴呆症といわれていました。 認知症は高齢化が進み平均寿命の上昇とともにクローズアップされてきました。 私は現在、アルツハイマー型老年痴呆と診断された家族と暮らしています。 数年前には、同じ病だった家族の介護をし、最後は入院先で急性肺炎によって亡くしています。 過去に経験した認知症家族の介護と、そして現在もつづく介護をとおして、認知症について考えるのがこのサイトのテーマです。 何故なら、認知症はやがて自分自身の問題となるかも知れないからです。 |
2006年10月23日
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