ご覧になった方も多かったのではと思います。
『半落ち』は、若年性アルツハイマーにより、認知症となった妻を殺害してしまう刑事が主人公ですが、この夫婦には、骨髄性白血病で亡くなった息子がおり、その子への愛と、刑事がドナーとなった骨髄性白血病の若者への愛が織りなす人間ドラマでした。
壊れていく妻に懇願されるように、殺人を犯してしまう夫・・・・・
しかし、殺してほしいと懇願する妻の心に、共感できなかったのは、私だけでは無かったと思います。
認知症は、確かに記憶が無くなっていく症状が表われます。
人格が変わっていく姿を見ることにもなります。
そして、その変化を、自分自身が自覚していることも事実です。
だが、そこに、自死を肯定する心はあり得ないと思っています。
心とは、自身がつかみ得ない、無限の広がりを持っているものではないでしょうか?
認知症が進んでいくと、少しづつですが
仏の心に近づいていくような気がしています。
仏の心とは、こだわるものが無く、ただひたすら感謝する心・・・・
毎日が心安く暮らせることへの素朴な感謝。
そんな人へと変わっていくものです。
認知症患者が身近にいるということは、そんな思いにさせてくれるものです。
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